情報確認日:2026年8月28日。瀬戸内海と日本海に面した中国地方には、古くから伝わる優雅な神事から、豪快に踊り明かす市民祭りまで、個性豊かな祭りが揃っています。世界文化遺産・嚴島神社で行われる「宮島管絃祭」、ギネス認定の傘踊りで知られる「鳥取しゃんしゃん祭」、桃太郎伝説を今に伝える「おかやま桃太郎まつり うらじゃ」の3つをご紹介します。開催時期は例年ほぼ同じですが、出発前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
宮島管絃祭〜平安の雅を今に伝える日本三大船神事
世界文化遺産・嚴島神社の祭事で、平安時代の貴族の船遊び「管絃遊び」を起源とすると伝わる優雅な神事です。御鳳輦(ごほうれん)を乗せた御座船が、雅楽の調べとともに大鳥居をくぐり、地御前神社・長浜神社・大元神社を巡拝します。日本三大船神事の一つに数えられ、篝火に照らされながら夜遅くまで続く幻想的な光景は必見です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催時期 | 旧暦6月17日に行われるため新暦の日付は毎年変動。2026年は7月30日(木) |
| 主な会場 | 広島県廿日市市宮島町・嚴島神社および宮島沖、地御前神社 |
| アクセス | JR宮島口駅または広電宮島口電停から、宮島松大汽船またはJR西日本宮島フェリーで宮島桟橋まで約10分 |
| 料金 | 観覧無料(社殿周辺・大鳥居周辺は大変混雑) |
| 公式サイト | 嚴島神社公式サイト |
見どころは、日没後に御座船が大鳥居をくぐり抜ける瞬間と、御座船を先導する4隻の管絃船が奏でる雅楽の調べです。祭りは夕方から深夜にかけて行われ、満潮の時間帯に合わせて進行するため、その年により時間が変動します。宮島桟橋周辺や大鳥居が見渡せる場所からの観覧がおすすめです。
鳥取しゃんしゃん祭〜ギネス認定・世界最大の傘踊りが街を彩る
数千本の傘が一斉に開き、鈴の音とともに舞う「一斉傘踊り」は、参加人数世界一としてギネス世界記録にも認定された鳥取市最大の夏祭りです。因幡の傘踊りを起源とし、鈴の付いた花笠傘を手にした踊り子たちが、市中心部の目抜き通りを埋め尽くして踊り歩く光景は圧巻の一言です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催時期 | 例年8月中旬の3日間開催。2026年(第62回)は8月13日(木)~15日(土) |
| 主な会場 | 鳥取県鳥取市・若桜街道および市内中心部一帯 |
| アクセス | JR「鳥取駅」から徒歩約5分 |
| 料金 | 観覧無料 |
| 公式サイト | 鳥取しゃんしゃん祭 公式サイト |
見どころは、最終日夜に若桜街道で行われる「一斉傘踊り」。数千人の踊り子が鈴の付いた傘を手に、統一された振り付けで踊る様子は壮観です。期間中は市民納涼花火大会も同時開催され、祭りと花火の両方を一度に楽しめます。沿道での観覧のほか、飛び入り参加できる時間帯もあります。
おかやま桃太郎まつり うらじゃ〜桃太郎伝説の鬼が舞う総おどり
岡山に伝わる桃太郎伝説のモデルとされる鬼「温羅(うら)」をモチーフにした創作舞踊祭りです。1994年に始まった比較的新しい祭りながら、今では200を超えるチーム、1万人規模の踊り子が参加する岡山県下最大級の夏祭りに成長しました。鳴子を手にした踊り子たちが、独自の振り付けと衣装で岡山市中心部を練り歩きます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 開催時期 | 例年8月第4土曜・日曜の2日間開催。2026年(第31回)は8月22日(土)・23日(日) |
| 主な会場 | 岡山県岡山市・岡山駅周辺、表町商店街など市内中心部の複数会場 |
| アクセス | JR「岡山駅」から徒歩すぐ(各会場は駅周辺に点在) |
| 料金 | 観覧無料 |
| 公式サイト | うらじゃ公式サイト |
見どころは、2日目終盤に岡山駅前で行われる「総おどり」。参加全チームが一堂に会し、フィナーレを飾る合同演舞は迫力満点です。各チームが趣向を凝らした衣装や音楽で個性を競う「うらじゃ本踊り」も見応えがあり、市内各所で昼から夜まで踊りが繰り広げられます。
中国地方の祭りを楽しむポイント
宮島管絃祭は開催日が毎年変動するため、訪問前に必ず公式サイトで新暦の日付を確認しましょう。鳥取しゃんしゃん祭とうらじゃはいずれも8月開催で、広島・鳥取・岡山を組み合わせた中国地方周遊の夏旅として計画するのもおすすめです。いずれも大人数が参加・来場するため、宿泊先は早めの予約をおすすめします。
宮島管絃祭は夜間の神事のため、フェリーの最終便の時刻を事前に確認しておきましょう。しゃんしゃん祭・うらじゃはともに飛び入りで踊りに参加できる時間帯が設けられていることがあるので、公式サイトで最新情報を確認してみてください。
よくある質問
宮島管絃祭はなぜ毎年日付が変わるのですか?
旧暦6月17日に行われる神事のため、新暦(現在のカレンダー)に換算すると毎年日付が変動します。2026年は7月30日(木)の開催予定です。訪問前に必ず公式サイトで最新の日程をご確認ください。
雨天でも開催されますか?
宮島管絃祭は神事のため、荒天でない限り予定通り執り行われます。しゃんしゃん祭・うらじゃも小雨決行が基本ですが、台風など荒天時は一部プログラムが中止・変更される場合があります。
広島・鳥取・岡山を一度に周れますか?
宮島管絃祭とうらじゃ・しゃんしゃん祭は開催時期が異なる(7月末と8月中旬・下旬)ため、同じ旅行で3つすべてを見るのは日程調整が必要です。しゃんしゃん祭とうらじゃは開催週が近いため、組み合わせた旅程を組みやすいです。
子供連れでも楽しめますか?
3つの祭りとも家族連れに人気です。しゃんしゃん祭とうらじゃは飛び入り参加できる時間帯もあり、子供も一緒に踊りを楽しめます。宮島管絃祭は夜遅くまで続くため、小さなお子様連れの場合は無理のない時間での観覧をおすすめします。
