日本でラーメンは国民食であり、地域ごとに全く異なるスタイルが存在します。ラーメンを知ることは、その土地の食文化や歴史を知ることでもあります。日本各地を旅する際には、ぜひその土地ならではのラーメンを味わってみてください。
北海道・札幌ラーメンの特徴は味噌ベースのスープです。野菜を炒めてから味噌を加えることで、深いコクと甘みが生まれます。中太の縮れ麺がスープによく絡み、バターとコーンをトッピングするのが札幌スタイルです。札幌市中心部にある「ラーメン横丁」には、老舗から新進気鋭の店まで約20店が集まっています。
福岡・博多ラーメンは豚骨一筋。白濁した濃厚なスープは豚骨を長時間強火で炊き続けることで生まれます。極細のストレート麺は、固さを「バリカタ(極硬)」から「やわ(軟らかめ)」まで好みで選べるのが博多スタイルの特徴です。替え玉(追加の麺)を注文するシステムは博多発祥で、一杯のラーメンを最後まで熱々の状態で味わうための知恵です。東京駅の「東京ラーメンストリート」では、全国の人気ラーメン店が集結しており、一度に数種類の地域ラーメンを食べ比べることも可能です。ラーメンの食べ方の基本は、まずスープの香りを楽しみ、麺を一口啜り、最後にスープを飲み干すこと。音を立てて啜るのがマナーです。