日本酒は、米と水と麹だけで作られる日本の伝統的な醸造酒です。かつては「おじさんの飲み物」というイメージもありましたが、近年は若者や女性、外国人観光客の間でも人気が急上昇しています。全国に約1,200の酒蔵があり、それぞれが個性的な日本酒を生み出しています。
日本酒の種類を大きく分けると「吟醸酒」「純米酒」「本醸造酒」の三つがあります。吟醸酒は、米を50%以下に精米し、低温でゆっくり発酵させることでフルーティーな香りを引き出した高級酒。純米酒は、米と麹と水だけで作られ、米本来の味わいが楽しめます。初心者には、フルーティーで飲みやすい「純米大吟醸」がおすすめです。新潟の「八海山」や、山口の「獺祭」は世界的にも有名で、空港の免税店でも購入できます。
日本酒を飲むなら、温度による味わいの変化も楽しみましょう。「冷酒」(ひやざけ)は10度前後でキリっとした味わい、「ぬる燗」(ぬるかん)は40度前後で米の甘みが引き立ちます。「熱燗」(あつかん)は50度以上で、冬の定番です。東京・新橋の「酒蔵」や、京都・先斗町の「酒の穴」など、立ち飲み形式の日本酒バーでは、全国各地の銘酒をグラス単位で気軽に飲み比べできます。
日本酒を買いたいなら、東京駅の「日本酒ストリート」や、大阪の「酒の美術館」がおすすめ。その土地でしか買えない地酒も多いので、旅先ではぜひ地元の酒蔵を訪ねてみてください。