四国は「四国八十八箇所」の巡礼路とともに、古くからの湯治文化が息づく温泉の宝庫です。日本最古の湯の一つである道後温泉を筆頭に、瀬戸内海や太平洋の絶景を望む温泉、秘境の湯まで、バラエティ豊かな温泉体験ができます。今回は四国を代表する温泉地を徹底ガイドします。
:日本三古湯の一つに数えられ、3000年の歴史を持つとされる日本最古級の温泉。宮崎駿監督のアニメ映画「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルにもなったと言われる道後温泉本館は、国の重要文化財に指定されています。明治時代に建てられた木造三層楼の建築は圧巻で、その歴史的な雰囲気の中で入浴できるのは贅沢な体験。坊っちゃん列車や松山城など、松山観光の拠点としても絶好のロケーションです。
:ナトリウム-塩化物泉/弱アルカリ性で肌に優しい
:JR「松山駅」から路面電車で約20分「道後温泉駅」下車。松山空港からリムジンバスで約40分。
:通年。桜の春(4月)と紅葉の秋(11月)が特に美しい松山の街並みと合わせて楽しめます。
:松山市内の道後温泉とは別エリアに位置する、比較的新しい温泉地。瀬戸内海を一望できる景観が魅力で、高台からの眺望は絶景です。道後温泉ほどの歴史はありませんが、源泉かけ流しの宿が多く、地元の人々にも愛される穴場的な存在。松山観光の拠点として、静かに温泉を楽しみたい方におすすめです。
:ナトリウム-塩化物泉/神経痛や冷え性に効果的
:松山空港から車で約15分。JR松山駅から車で約10分。
:通年。瀬戸内海の穏やかな景色を楽しめる秋から春がおすすめ。
:四国最南端の足摺岬に位置する、太平洋の絶景を望む温泉地。断崖絶壁の上に建つ温泉宿から見渡す水平線は圧巻で、特に朝日と夕日が美しいことで有名です。足摺岬のシンボル・白亜の灯台や、周辺のリアス式海岸の景観は息をのむ美しさ。高知名物のカツオのたたきや新鮮な海の幸も絶品で、まさに五感で楽しめる温泉地です。
:ナトリウム-塩化物泉/保温効果が高い
:JR「中村駅」(現・四万十町駅近辺)から高知西南交通バスで約1時間半。高知空港から車で約2時間半。
:冬(12月〜2月)は空気が澄んで水平線が美しい。台風シーズンの夏は避けた方が無難。
:国の天然記念物・大歩危峡の渓谷美を望む温泉地。吉野川の激流が作り出したV字峡谷の絶景が目の前に広がり、温泉に浸かりながら大自然のスケールを感じられます。大歩危峡の遊覧船や、祖谷のかずら橋など、徳島県西部の観光拠点としても最適。秘境感あふれる雰囲気で、静かな湯治を求める方にぴったりです。
:ナトリウム-塩化物泉/神経痛や筋肉痛に効果的
:JR土讃線「大歩危駅」下車。高松駅から特急で約1時間半。徳島駅から車で約1時間半。
:紅葉の秋(10月〜11月)が最も美しく、渓谷の紅葉と温泉の組み合わせは最高です。
:金刀比羅宮(ことひらぐう)の門前町として栄えた琴平町にある温泉地。長い石段で有名な金刀比羅宮への参拝とセットで楽しむのが定番コースです。786段の石段を登った後に温泉で疲れを癒す、というのが正しい参拝のしきたり。讃岐うどんや瀬戸内の海の幸も楽しめ、四国観光の拠点としても人気。こじんまりとした温泉街ですが、情緒あふれる風情が魅力です。
:ナトリウム-塩化物泉/疲労回復に効果的
:JR土讃線「琴平駅」下車。高松駅から特急で約1時間。高松空港から車で約40分。
:通年。桜の春(4月)と紅葉の秋(11月)は金刀比羅宮の参道が美しい。
・道後温泉本館は「霊の湯」「神の湯」の2種類の浴室があり、時間帯によって入浴料が異なります
・道後温泉は改装工事中の場合があるので、事前に公式サイトで確認することをおすすめ
・四国は公共交通機関が限られるため、レンタカーが最も便利です
・四国八十八箇所の巡礼と温泉巡りを組み合わせるのもおすすめの旅スタイル
・香川の讃岐うどん、愛媛の鯛めし、高知のカツオたたき、徳島のすだち、各地のご当地グルメも楽しみ
・足摺温泉は岬の先端に集中しており、どの宿も絶景のオーシャンビュー
・大歩危・祖谷エリアは秘境感満載で、かずら橋と温泉のセットが人気
・四国は外国人観光客にとっても魅力的な地域。「四国ツーリズム創造機構」が外国人向け情報を提供中

